「f1・f2」
読み:”えふいち・えふに”

解説

あるペアから生まれた子供・その子供(孫)を指す。

ワイルドものの熱帯魚が、無事自宅水槽で出産・孵化しても、その子供(f1)は大きく育たなかったり、虚弱体質であったり、繁殖しないことが多いようである。

ちょっちマニアックなエンゼルフィッシュのお話です。

エンゼルフィッシュの品種に「ダイヤモンド」「レッドトップ」「アルビノ」ってのがありますよね? これらの品種は「劣性遺伝」の品種と言います。
「アルビノ」を例にとって説明を進めます。アルビノエンゼルの子ども(f1)では、親と同じ品種であるアルビノエンゼルは生まれません。このためf1個体は、その
アルビノエンゼルの色素を有する品種となってしまい、なんともさえないエンゼルフィッシュとなってしまいます。しかし「遺伝因子」は持っています。これを「アルビ
ノ因子を持ったf1個体」と呼びます。このf1同士を交配させて作出したf2個体には、種親となった個体と同じ品種であるアルビノエンゼルが、約25%ほど生まれ
ます。つまり、「ダイヤモンド」「レッドトップ」「アルビノ」などのエンゼルフィッシュは、「その孫になって初めてその品種を採ることができる」のです。もしこれらのエ
ンゼルフィッシュの子どもが採れた場合は、是非f2まで繁殖を試みて下さい。

解説者:iseki(井関)、AKIBA(秋葉 義夫)

f1・f2の裏話はこちら

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