「ハイブリッド」
読み:”はいぶりっど”
「交配種」
読み:”こうはいしゅ”

解説

種が別の生物の交配によって生まれる新種。(ハイブリッド)
生物学上の分類は(以下受け売り)
科→属→種→亜種(同種の地域変異群・自然界に歴史的にある一定期間以上存続している)
        →品種(人間の意図により特別な形に作り出された)

ある魚の種が別かどうかは、詳しくは生物学者に確認しないと解らないが、生物分類学者の世界も論法で決まるらしく、学説を唱え賛同が多いと正しいとされるようで、中には間違ったまま、後生になって「あれは実は同種だった」見たいな事もあるらしい。

人為的に異種の交配が行われた場合、これは生物学上雑種扱いにはならない。
#あくまで自然の摂理において行われないといけないらしい。・・・・

雑種は不妊というのが生物学一般の常識。

猫のペルシャとシャムの両方の特徴を備えた子猫は、生物学的に雑種ではない。
なぜならペルシャとシャムも同じ種属の「家猫」だからである。

グッピー等の場合も同様コブラとタイガーの雑種と表現するのは適切ではない。模様の差は種族の差ではなく、個体差(人間で言うと、ほくろの形とか、しわの形、指紋、手相みたいなもの。「家系」にちかい)だからである。

一時期、日本の動物園で”猛獣の雑種”が流行したが、ライオンとヒョウを掛け合わせた、ライポンとかレオポンとか--これが本当の意味での雑種。

人間のハーフをさして「雑種」とよぶと、学問的には間違いであるばかりか、人権問題になる可能性がある。(黄色人と白人の関係は亜種=同種)
親の生息地をさして、「私は埼玉と千葉のハーフ」というのも、学者はおろか一般大衆にもあざ笑われる可能性が大。
「私はニューハーフ」というと芸能界・水商売入りできる可能性が高くなる。

自然界に雑種が多くみられるのは海水ではチョウチョウウオのグループと私は聞いている。
コリドラス等は今まであまり研究されていなかったらしく、変わった形の固体が見つかる度「新種だ!珍種だ」の騒ぎとなっている。

熱帯魚の世界では、亜種間または品種間の人工交配はごく普通に行われています。この理由としましては、
(1)より強健な種類の作出(繁殖、育成が簡単=誰でも飼育できる=たくさん売れる=大量生産=儲かる)
(2)より奇麗な品種の作出(奇麗な魚=飼いたくなる=よく売れる=儲かる)
(3)男のロマン(新しい品種作成で有名になる=生産物が高値になる=儲かる)
とまあ、冗談半分マジ半分ではありますが...(^^;;;

解説者:iseki(井関)、AKIBA(秋葉 義夫)

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