「ばくてりあの素」の裏話

よしを

解説でも書いているが、市販されているバクテリアの素は硝化バクテリアとして最も必要な好気性バクテリアでは無いため、ちゃんとした硝化を行うためには意味がない。

また、硝化バクテリアはニトロソモナス属とニトロバクター属と呼ばれるように何千という種類のバクテリアが存在する。
それぞれの水槽ではそれらの多種なバクテリアがお互いバランスの取れた状態で硝化を行っているが、不用意にバクテリアの素を使用するとそのバクテリアのバランスを壊すことにもなりかねない。

最も良い濾過バクテリアはそれそれの水槽環境で自然に発生したバクテリアが最も有効であり、それこそが最も大切にすべきバクテリアである。
お金を払って外からバクテリアを連れてきてバクテリア緩衝を起こさせ濾過バランスをぼろぼろにしてしまうという、どこぞのチームの監督のような失敗に陥る商品なので、使わない方がよい。

また噂によればそれら市販されているバクテリアはバイオテクノロジーで栽培された物で、3世代以上自家繁殖する事が出来ないためバクテリアの素で完成された濾過は、そのバクテリアの素を使い続けなければならないという最悪の事態にもなりかねないらしい。

もしも、使うのならば濾過バクテリアが全く存在しない水槽をゼロから立ち上げた初期に1度だけ使う程度にとどめた方がよい。

トップページへ戻る