「苔取り用エビ」
読み:”こけとりようえび”

解説

市場にはコケ取り(藻退治)用に様々なエビが売られてます。
代表的な店頭表示名は
ヤマトヌマエビ
ミゾレヌマエビ
ビーシュリンプ
レッド&グリーンテールシュリンプ
チャイナシュリンプ
あたりでしょう。
何故か日本にたくさんいるミナミヌマエビは売られていません。
ミナミはタフで淡水水槽内で勝手にばんばん増えてくれるのですが・・・。

ヤマト&ミゾレは淡水中では卵を抱いても、幼生が育ちません。それ故、消耗品扱い。国産です。
ミゾレは縞がきれいですが高温28℃以上に弱し。

ビーシュリンプは模様が美しいですが、デリケートな上、機体がミニサイズ。
レッド&グリーンテール・チャイナシュリンプはミナミヌマエビと大して変わらない色・サイズです。ここいらは中国産らしいです。

基本的に彼らは何か藻のような物が生えていると、「むしりたくてむしりたくて、いてもたってもいられなくなる性格」のようです。
水槽に手を入れたら腕のうぶ毛をプチプチはぎ取りにやってきます。
もしかしたら藻の表面に付着している微生物を食べているのかもしれません。

飢えに飢えると柔らかい水草そのものを食べます。
私の所では弱ったリシアや、パールグラスなど絶好の標的です。

大概の場合、水槽内部にはコケよりも美味しい物が溢れてますので(餌の残り、おこぼれ・魚の死骸等)そのうちコケには見向きもしなくなります。

解説者:iseki(井関)

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