「グッピー」
読み:”ぐっぴー”

解説

日本の熱帯魚輸入総額の一番手。
外国産はシンガポールのものが多いようです。トロピカルな強烈な色彩。
ひらひらとレースのカーテンのような雄のヒレ、(ソードもあるけど)これぞ熱帯魚と言える、素人つかむに絶好の魚です。

外国産は特売5ペア1000円程度で赤・黄色・青と取り混ぜて売ってくれます。
簡単に増えて子供が産まれる楽しさも味あわせてくれるでしょう。
しかし子供が世代を重ねると、どんどん変な色になり、そのうちあまり見栄えのしない魚になってしまいます。

赤・黄色・ブルーとバラバラの種類で色々な色のグッピーを取り混ぜて飼うという行為をまれに初心者に見かけるが、1年後に汚い色をした変なメダカを飼育したくなければ目先の彩りにとらわれることなく気に入った1種類のグッピーだけを泳がせた方が良いです。

基本的にはメダカなので丈夫で水温15〜6度でも平気ですが、外国産のものは病気(グッピーエイズ)を持っていた事もあり、安くて丈夫な魚とは最近言えないようです。
値段の安い魚は店での扱いもぞんざいで、消耗品的な扱いになっているようです。

初めてのひとは大手量販店、特売産地直輸入激安セールに飛びつくよりは、小さな熱帯魚屋で(ワンペア350円程度の)しばらくその店で生きていたものを選ぶ方が無難でしょう。

国産グッピー は日本人の繊細な感性によって作出された固体で、値段もワンペア数千円から万となります。
色々なタイプのその模様の美しさには溜息ですが、財布の中身にも溜息が出ることでしょう。
遺伝も絡んだスーパーマニアックな世界は、のめり込むには最適でしょう。
親から同じ形質(模様)が必ずしも出来ない、その世代限りのはかない美しさを追求するのも良いかもしれません。

解説者:iseki(井関)、よしを

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