「ゼオライト」
読み:”ぜおらいと”

解説

活性炭と同様ものを吸着する性質がある黄色い粒状の物質。
猫のトイレとかに臭い取りの目的で利用されている。

活性炭と大きく違うのは吸着する性質の他にイオン交換をすることである。
汲み置き水槽にゼオライトを入れておくと硬度を下げることが出来るし、使い方によっては上部濾過装置に入れて濾材として使用することも有るようだ。

ネコの砂や土壌改良用として農協などからも入手でき20kgで数百円という値段で入手出来る。
(ネコの砂を使う場合は固まる成分などが入っていない物を選ぶこと)

麦飯石溶解液とゼオライト汲み置き水は非常に良く似通っている。

以下Japan Aqua Club発行のデーターブック『濾過剤と水質』(自主出版)より

市販18種類のアンモニア除去剤・バクテリア添加液を同一条件の水槽でテストしたところ最も性能(アンモニア除去効果)が高かったのは
なんとゼオライトでした。
即、(1日後、)「アンモニア0」でした。す、すごい。
活性炭は二日後でした。
他のものは「アンモニア0」まで6〜7日かかったものもあります。

塩水で吸着性能を回復することもできるらしいので、即効性のアンモニア除去濾材として、私はゼオライトを見直しました。

業務用冷蔵庫では貯蔵中、野菜や食品が発するアンモニアで、自己劣化しないように大谷石(これもゼオライトの一種)を壁面につかっているものもあり、ゼオライトの効能は確かなようです。

熱帯魚業界の「何とか石」は結局の所、正体はゼオライトかもしれません。

解説者:iseki(井関)、よしを

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