「総硬度」
読み:”そうこうど”
「全硬度」
読み:”ぜんこうど”

解説

水の中に溶けているカルシウム、マグネシウムの総量を表す。
アクアリウムでは炭酸塩硬度(KH)と呼ばれる硬度をしばしば用いるが、総硬度(全硬度)とは炭酸塩硬度と非炭酸塩硬度の両方を含めて全てのカルシウムマグネシウムの量を表している。
呼び方はそれぞれ総硬度=GH、全硬度=THというが意味は同じ。

単位はドイツ硬度(dH)とアメリカ硬度(ppm)の二つがある。
1dH=17.8ppm

総硬度(全硬度)とは明示的に炭酸塩硬度を含めた硬度であることを表現しているが、通常”硬度”と言う場合は総硬度(全硬度)を表現していると思って良いが、アクアリウムの世界では炭酸塩硬度や非炭酸塩硬度、それら全てを含む総硬度(全硬度)の認識が正しく定着していないため”硬度”と良いながらKHを表現しているアクアリストやアクアリウム雑誌も少なくない。

また、この事からKH>GHという事は化学上あり得ないが実際にアクアリウム用の試薬を用いて測定すると良くある状態である。
アクアリウム用の試薬上でKH>GHとなる場合のKHはアルカリ度を表しているためその様な値となる。

解説者:よしを

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