フィールド基本情報(小川・古座川)


このページはよしをがカヌーカヤックを楽しむために収集した情報および自分で漕いでみた経験を元にまとめております。
主目的は自分の覚え書きとして記録する事を想定しており、これらのフィールドにカヌーやカヤックで出掛けようとする人が参考情報として利用する事は一向に構わないが、此処に記載されている内容を作者が保証するものではない。
また、水の状況を含めて道路状況、駐車スペースの状況、キャンプ地の状況などは常に変化するためカヌー・カヤックを楽しむためには最新の情報を収集し常にその場で状況判断しながら個人の責任において楽しんで欲しい。

名称 小川・古座川
概要 南紀のカヌーフィールドとして熊野川・日置川とならび美しい川と称される古座川とその支流の小川
最後の清流と呼ばれる川は日本各地に色々あるが私は南紀の川が日本で一番美しい最後の清流だと思う。
夏の水量はあまり多くなく、水深が浅い所が多いので、雨後の増水時を除いてファルトではライニングダウンが必要なザラ瀬が何カ所か存在する。
アクセス 東名高速道路名古屋ジャンクションから東名阪自動車道を経由して伊勢自動車道勢和多気ICを下りる。
あとはひたすら国道42号線を南下。
阪神高速か近畿道より阪和道へ御坊ICを下りて同様に国道42号線を南下。
地図 国土地理院「地形図閲覧システム」から
小川は「田辺」の「古座」−「滝の拝南西」・「古座北西」〜古座川へ合流
古座川は「田辺」の「三尾川」−「下露南東」・「三尾川北西」・「三尾川北東」・「三尾川南東」、「古座」−「古座南西」・「古座南東
、マピオンではこちら
駐車 河原へ下りられる場所は多く、少し探せば駐車出来るスペースを見つける事が出来る。
防火水利の看板」があればそこは消防車が河原まで入れる通路なのでそれを目印にして出艇ポイントなどを探す事が出来る。
ただし、防火利水であるだけでなく地元の人たちの生活や小中学生の遊びの場となっているので河原への入り口を塞いだり河原を占領するような使い方は避けて欲しい。
買いだし 古座駅付近のスーパーかコンビニ、早朝・深夜では串本町で買い出しを済ませるのが良いと思われる。
コメント 南紀の川を愛する人はその素晴らしさが知れ渡り四万十川や仁淀川のように観光客が訪れて俗化してしまうのを嫌い、あまり紹介したがらない人も多いほどである。

とにかく水が綺麗で夏場は水温も低くなく川遊びにも適している。
川の脇を通ると「××小学校水泳場」と書かれた看板が河原への道に掲げられており、「危険入るな!」の看板ばかりが目立つ関東地方の川とは、川に対する考え方から違っており、午後になると水着のまま自転車に乗った小学生や中学生がやってきて1時間ほど遊んでは帰っていく姿がどの河原でもよく見られる。
夕方になると近くの人がカニやエビを捕る仕掛けをセットしに来る。
とにかく川と付近の人の生活が親密に成り立っている素晴らしい川だと思う。

川と人とが親密な所なので主要な河原の近くにはトイレが設置されている事が多く、河原でキャンプしながらツーリングするにはありがたい。

行ってみると紹介したがらない人の気持ちもよく分かる。
訪れる人は是非ともゴミの問題やトイレの問題、河原でキャンプする際のマナーなどには気を付けて欲しい。
小川は付近の民家が今でも飲み水として利用しているため古座川の合流地点付近の下流部を除いて上流部はすべて河原でのキャンプが禁止されている。

なんと言ってもおもしろいのは古座町役場が町おこしの一環としてカヌーのレンタルを行っている事だ。
船・パドル・スプレースカート・PFD・ヘルメット・ドライバックの一式が1日千円でレンタルできる。
古座駅駅前にカラフルにペイントされた艇庫がありそこで船を借りる事が出来る。
カヌータクシーも利用可能なので、手ぶらで出掛け古座駅前でカヌーをレンタルし、カヌータクシーで出発ポイントへ移動しそこから川を下って古座橋で上陸しそこから200mほど歩いて艇庫まで行き船を返却するという楽しみ方も出来る。
ただし、地元漁協との交渉や川と併走している道路工事の規制状況によってレンタルカヌーの使用区間が制限されている場合もあるので利用する場合は予約とともに利用可能区間の制限などについてはチェックしておくべき。
町がカヌーに理解を示し、地元漁協の反対に屈せずそのようなサービスを安価で行っている事を考えると、我々カヌーイストとしては大変歓迎すべき事だと思う。
是非とも他町への持ち出しや貸し出し区間以外での使用といったマナー違反は行わないようにしたい。
古座町のレンタルカヌーは古座町役場企画課(電話番号0735-72-0081FAX0735-72-3037)へ問い合わせの事。
水位情報
情報リンク カヌーリンクのページから「古座川(小川)」参照
フィールドレポート
2002年 7月19日
7月20日
7月22日

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