CO2添加は不要だと思う方へ

貴方の回答は正解です!!
手間暇が多くかかったり育成できる種類が限定されるなどの制約があるでしょうが、CO2無添加であっても美しい水草水槽を作り維持していくことは不可能ではありません。

ただし水草育成ではCO2がかなり手助けしてくれることも事実です、CO2も水草育成のための魔法のガスではありませんが、水草育成の手助けをする一つの道具だと思います。
従って必須のものではありませんしCO2を添加したからと言ってそれだけで必ず水草が綺麗に育つ物でもありませんが、CO2無添加の場合よりも育てやすい場合が多い事や種によってはCO2無添加では育成がほとんど不可能な水草もあるためCO2添加は水草育成の上でかなり有効な手段です。

それらの事を理解した上で「器具に頼る」かどうかは皆さんが判断して下さい、知識や技術があまり身に付いていない段階では多くの場合器具や装備が助けてくれる事も多いです。

CO2添加の説明に入る前に少しお時間をいただいてCO2以外のファクターについても少し考えてみましょう。
水草水槽を初めた頃に(くどいようですが濾過などがちゃんと出来ている水槽として)水草が上手く育たない時の対策としては

  1. 照明不足
  2. CO2不足
  3. 肥料不足

の順でシステムを再確認されることをお勧めします、これは自分のこれまでの経験と他の方が陥った失敗談を聞くことによって私が感じた答えです。

勿論、この後には底床の質や水質(硬度やpH)が影響してきますが、少なくとも照明とCO2が十分であれば、買ってきたどんな草でも枯らせてしまうという最悪の事態だけは避けられるでしょう。

従って水草が上手く育たず、CO2の添加を検討するためにこれを読んでいる貴方まず照明に付いてチェックして下さい、「どのぐらいの照明が必要なの?わかんないよ!」という方には、とりあえず標準の60cm水槽で20w(18w)の蛍光灯は4本必要と考えて下さい。

ご存知のように植物は光合成をして成長します、光合成には光・二酸化炭素・水・養分が必要です、例えばある植物が光:CO2:養分を10:10:10で光合成する場合、光が5しか供給されない時CO2や養分が10存在しても利用されません、照明が不足している状態でCO2添加しても消費されなければpHの降下や酸素不足になり魚や水草にダメージを与えます。

肥料についても同様です、特に肥料は魚の糞や餌の食べ残しが肥料として植物に幾分かは利用されます、肥料の添加は光・CO2の供給が満たされ植物が肥料不足になるぐらい光合成が活発になってから添加を開始しても良いでしょう。


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