ホザキノフサモ
Myriophyllum spicatum L.


[アリノトウグサ科フサモ属]
 全国各地の溜池や池などのある沈水性の多年草で、種子または根茎で越冬します。フサモにそっくりで花が咲かないと判別が困難です。
ホザキノフサモは写真のように穂状花序をはっきり水面に立ち上げて花が咲きます。フサモは葉の脇に花がつきますがホザキノフサモの花序に葉はありません。

 キンギョモ(金魚藻)と別名で呼ばれフサモと共になじみのある草です。この草は枝の途中から脇目を出し増殖します。水槽では成長が早くトリミングが面倒です。オオフサモほどではありませんが寒さにはかなり強いようです。漢字名は穂咲の房藻。仲間にフサモ、オグラノフサモがあります。


分布等
項 目 説  明
 呼び名 
ホザキノフサモ(別名:キンギョモ)
 和 名 
穂咲の房藻
 科 目 
離弁花亜綱アリノトウグサ科フサモ属
 学 名 
Myriophyllum spicatum L
 分 布 
日本、朝鮮、中国大陸、台湾、シベリア、ヨーロッパ
など広く分布




草の特徴
項 目
説  明
生育環境
湖沼やため池などに群生する沈水性
の多年草
繁殖・越冬
種子または根茎で越冬
葉の形
葉を4枚輪生する
葉の先端
鋭頭。
葉の基部
無柄。
葉の縁の形(葉縁)
裂片は羽状全裂。小裂片は線形。
茎への葉のつき方(葉序)
輪生
 茎 
円柱形
地下茎
白根を多数水中に出し泥中を横走
花のつき方(花序)
穂状花序。
葉の色
水中葉は横緑色。水上葉は濃緑色。
やや柔らかい





[ 日本の水草 Top ]