ヒシモドキ
Trapella sinensis



[ゴマ科]
 葉がヒシやコオニビシとそっくりなためヒシモドキの名前が付いている1年草の浮き草です。秋に独特な果実を多数つけ種子はその中で越冬します。果実にはかなり弾力のある4本の角状の突起物があり水底で水草などに固着する役目を果たしているようです。花は咲くそうですがまだ見たことはありません。ゴマ科の植物でも水の中で生活できるなんて面白い植生です。(写真右は独特な形をした果実)




分布等
項 目説  明
 和 名 
ヒシモドキ(別名:ムシズル)
 漢字名 
ひしもどき
 科 目 
合弁花亜綱ゴマ科
 学 名 
Trapella sinensis
 分 布 
日本、朝鮮、中国。



草の特徴
項 目
説  明
生育環境
湖沼などのまれに産する浮葉性の一年草。
繁殖・越冬
種子で越冬。
葉の形
広卵形。
葉の先端
鈍頭。
葉の基部
開いた心臓形。
葉の縁の形(葉縁)
鈍鋸歯。
茎への葉のつき方(葉序)
対生。
 茎 
ひも状で分岐しながら水面に達する。
地下茎
白いひげ根が水底を横走。
花のつき方(花序)
花柄の先端に筒状花。
葉の色
淡緑色。





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