ホッスモ
Najas graminea Del.


[イバラモ科イバラモ属]
 この水草は節々から白い根を出しながら盛んに分岐しながら成長しますが折れやすい草でもあります。このため水槽では取り扱いがやや面倒です。
 イバラモ科ですから葉にギザギザ(鋸歯)はありますが、よく見ないと判らないくらい小さく、さらに草全体が柔らかです。草全体はやや茶色っぽく見えることもあります。漢字名のホッスモのホッスはお坊さんのもつ仏具の払子(ほっす)に似ているところからつけられたようです。



分布等

項 目 説  明
 呼び名 
ホッスモ(別名:)
 和 名 
払子藻
 科 目 
単子葉植物綱イバラモ科イバラモ属
 学 名 
Najas graminea Del.
 分 布 
日本、朝鮮、中国大陸、アフリカ、ヨーロッパ、
オーストラリアなど。


草の特徴 TABLE BORDER>
項 目
説  明
生育環境
池沼などに群生する沈水性の1年草。
繁殖・越冬
種子。またはそのまま。
葉の形
針形。傘状に湾曲する。非常にもろく折れる。
葉の先端
鋭尖頭。
葉の基部
葉鞘あり。
葉の縁の形(葉縁)
小鋸歯が多数あり。手で触っても判る。
茎への葉のつき方(葉序)
対生。
 茎 
円柱形
地下茎
水中で白いひげ根を多数だし水底へ向かう。
花のつき方(花序)
単性花。
葉の色
黄褐色、薄茶色。






[ 日本の水草 Top ]