オオフサモ
Myriophyllum brasiliense

 
滋賀・能登川用水路(96.8) 右は水中のオオフサモ

[アリノトウグサ科フサモ属]
 この草は外国産なのですが、かなり広範囲に日本に帰化しています。池沼、河川、休耕田などに群生する抽水性の多年草で、根が長くかつ太く発達し、引き抜くとずるずる1m以上も繋がってきます。
 草自体は柔らかで手触りがよく、緑色の綺麗な葉を輪生させています。葉には薄く短い毛が生えているので水上葉を水中に沈めますと当座は白っぽくきらきらと輝きます。水中葉はフサモに似ていて水上葉より大型です。パロットフェザーの名前で熱帯魚屋などで販売されています。(写真 右は水中のオオフサモ)


分布等
項 目 説  明
 和 名 
オオフサモ(別名:スマフサモ、ヌマフサモ)
 漢字名 
大房藻
 科 目 
離弁花亜綱アリノトウグサ科フサモ属
 学 名 
Myriophyllum brasiliense
 分 布 
南米ブラジル産の帰化植物。
福島以西の本州、九州。 日本、南アメリカを除く世界各地。



草の特徴
項 目
説  明
生育環境
抽水性。多年草。雌雄異株だが雌株のみが帰化。
栄養体生殖。夜間は就眠運動。
繁殖・越冬
根茎が泥の中で越冬。
葉の形
羽状全裂。5−6枚の葉を輪生。
葉の先端
鋭尖頭。
葉の基部
未記入
葉の縁の形(葉縁)
未記入
茎への葉のつき方(葉序)
輪生。
 茎 
茎は円形。
地下茎
白いひげ状の根を多数出しながら水中や泥の中を横走。
花のつき方(花序)
雌株のみが帰化。
葉の色
青緑色。葉に微毛がつき水中に入れると白色に見える。
草 体
流れのある川などでは1−3m。




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