ガマ
Typha latifolia

 

[ガマ科ガマ属]
 因幡の白兎で有名な湿地などに群生する抽水性多年草です。
 その肉穂花序は独特の形をしていて雄と雌が上下に繋がっている変な種です。上が雄性花穂で下が雌性花穂でそれぞれ長さが5−10cmもあります。

 花粉は漢方では止血剤や利尿薬として用いるそうです。やはり因幡の白兎はガマの穂で治療をしたのでしょうか。仲間のヒメガマは、雄花と雌花の間が離れています。(写真左 ガマ 敦賀・中池見 右 コガマ 神奈川・寺家)


分布等
項 目 説  明
 和 名 
ガマ(別名:ヒラガマ、ミスクサ)
 漢字名 
 科 目 
単子葉植物綱ガマ科ガマ属
 学 名 
Typha latifolia
 分 布 
日本、世界各地に広く分布。



草の特徴
項 目
説  明
生育環境
水湿地に群生する抽水性の多年草。
繁殖・越冬
種子または根茎で越冬。
葉の形
剣状葉。
葉の先端
鋭頭
葉の基部
茎、内葉を抱き込む。
葉の縁の形(葉縁)
全縁、平滑。
茎への葉のつき方(葉序)
互生
地下茎
太い根茎が泥中を横走。
花のつき方(花序)
肉穂花序。
葉の色
緑色





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