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前年の秋ぐらいに、シポラックスの目詰まりについてお聞きいたしました。
たいへん参考になるお話をありがとうございました。ますます私の「シポラックス信仰」は強まるばかりです。もう一台の１００リットル水槽には、プライムパワー２０に３リットルのシポラックスを使って非常に調子がいいです。でもそのうちの一リットルは例の目詰まりのものだったのですが、熱湯、冷水で洗ったあと、一個一個「口で吹く」という貧乏な事をやってしまってます。いいんでしょうか？
また、思い付きだったんですが、シポラックスは「サンゴ」を意識して作られた様なのですが、では、飾りサンゴでよく行う方法の「台所用ハイターによる漂白」をすることは危険でしょうか？
シポラックスの洗浄については長期間使用して致命的に目詰まりしている場合を除いて、丁寧に水洗いするという程度で良いのではないかと思います。
工業用で使用している場合の再生法も聞いたことがありますがかなり難しく、素人にはその様な対処がほぼ不可能です。
次に効果的な再生方法として水でよく洗浄した後に１４０度程度のオーブンで真っ赤になるまで焼くという方法が有ります。
これによって多孔質内のバクテリアのかす等が燃焼され、その燃えカスは次に使うときのバクテリアの餌になるという事らしいです。
ただ、これも一度に処理できる量がそれほど多くないですし、料理用のオーブンをこれに使うことには家族が嫌がる等の色々な問題もあるでしょうから、そう考えると手間暇も掛かることから、新しい物に買い替えるというのが妥当な対処ではないかといった意見が多いです。
ハイターについてはやめた方が良いと思います。
工業用の再生の方法にも有るのですが多孔質内の空気を追い出し洗浄する必要が有るため、真空吸引という方法で溶液に浸けた状態で空気を追い出すらしいです。
ハイター処理を行った場合にも最終の洗浄で同様に多孔質からの空気を追い出す必要があると思います。
