よしを’S質問箱
分類 @@#水草#@@
Q75.赤系水草の赤を綺麗に出すには?
【青木さんからの質問】
最近,パンタナルレッドピンネレイを導入しました。
休眠活動は確認できるので枯死はしていないと思いますがなんとなく赤の発色が良くない様に見えるので,ご相談にのって下さい。
対処として,蛍光灯を赤系用のものにすれば良いのでしょうか?
又,赤の発色を良くする肥料はあるのでしょうか?
ちなみに,低床は焼赤玉・PHは6位・セ○のピートを使用しています。
宜しくお願いします。
A75.赤を強くする方法
赤系の水草の赤をより綺麗に出すというのはなかなか難しい問題です。
光で対処するならば、やはり光量と光の質を変える必要があるでしょう。
総じて赤系の水草は高光量を要求する物が多いです、光量は多いほど赤が綺麗になると考えて良いでしょう。

次に光の質についてですが、昔から水銀灯では赤系の水草の色が良くないと言われているとおり、光の質によっても発色が変わってきます。
ただ勘違いしてはいけないのが色温度が低く赤い光を放つ蛍光管が販売されていますが、(そういった蛍光管が通称赤玉と呼ばれていることから)それが直接赤系水草の発色自体を良くするという錯覚を起こしがちですが、赤い草の発色自体には直接結びつかない場合が多いので、安直に赤玉蛍光管にすれば良いとは行かない点を理解しておかなければなりません。

草の葉が赤く見えると言うことは赤い光を多く反射していると言うことなので、そういった葉に赤い光を多く照射しても、草自体はその光を反射はすれど吸収して利用出来ないという事になります。

次に光り以外の要因ですが、赤系の水草は鉄分を多く与えると発色が良くなるというふうに言われますので、技術集でも紹介しております「植物活力素」なんかが有効かもしれないです。

それ以外の3大要素がメインの肥料分についてですが、これは赤系の水草でも十分に与えた方が水草がより元気になって発色が良くなる場合も有れば、逆に栄養分が多いと葉や茎はしっかりするものの色が緑になったり茶色がかったりする物もあり、そういった草には逆に肥料を少な目にした方が綺麗になる場合も有ります。

肥料の与え方一つ取ってもその草の特徴を捉えて上手く与えてやれば発色も変わると言うことです。
但し、光やその他のバランスと密接に関係してきますからその辺はご自分の環境で色々状況を変えてみて発色が良くなる条件を発見されるのが良いと思います。
その辺が赤系水草を育成する楽しみでもあると言えるでしょう。

頑張ってみて下さい。

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