よしを’S質問箱
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Q198.発砲スチロール
「冬に発泡スチロールを水槽の後ろや下に貼ると、保温効果があって電気代が節約できる」なんて事をよく聞きますが、あれは夏にはどうなるんですか?保冷効果があるんですか?それとも逆に保温効果で熱を閉じ込めてしまうのですか?

A198.水槽の夏と冬
冬場は水槽の中の温度の方が部屋の空気の温度よりも高い場合がほとんどです。
従ってヒーターで暖められた水の温度が部屋の空気に奪われて無駄にならないように水槽の背面や側面を断熱性のある物でカバーをすれば効率が良くなります。

夏場は気温もかなり高いのでほとんど水槽の水温は室温と同じかそれ以上になるでしょう。
室温と水槽の温度差がそれほど無い場合なら断熱材は有っても無くても変わらないでしょう。
水槽の水温の方が高くなった場合は断熱材が有れば確かに熱をこもりやすくするでしょうが、夏場に水槽の熱を逃がす一番の場所は水が蒸発する時に奪われる気化熱なので、水槽の背面や側面を断熱していてもさほど状況は変わらないのではないかと思います。

もちろん、夏場には水槽の水を強制的に冷やす(水槽用クーラーの利用する)という事をしていない限り保冷効果というものは生まれません。


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