よしを’S質問箱
  - Q268.魚の飼える数と苔について
  
- 【かじちゃんさんからの質問】
 よしをさんこんにちは、またまた、教えて下さい。
 60cm水槽で飼えるおおよその数を教えて下さい。
 まだ、5〜7cmの魚が数匹は飼えるでしょうか?
 また、苔がガラス面、葉の上に直ぐにつきます。
 よしをさんの”初めから苔を寄せ付けない”を実行した方が、宜しいでしょうか?
 また、ハイポネックスの木酢液を試そうと思うのですが、どれくらい入れればよいでしょうか?
 是非、是非、宜しくお願いします。
 現在の飼育条件は
 ・アクラリウム歴:半年
 ・水槽:60cm、立ち上げ3ヶ月、アクラリウム歴
 ・濾過:プライムパワー20
 ・濾剤:ニッソー品(初めから付いてる物)と麦飯石濾材、PH品併用
 ・バクテリア:
 ・水温:25℃〜27℃
 ・底砂:プラントサンド(麦飯石の)
 ・水換え:週一回(1/3〜半分)
 ・照明:20W×2+アルミ薄貼り、12H点灯(タイマー無し)
 ・アンモニア、亜硝酸濃度:毎週テトラ試薬にてチェックも常に最低濃度
 ・使用試薬:コントラコロライン、アクアセーフ
 苔防止薬(テトラの液体)標準使用量の1/2程度
 ・その他:CO2、エアレーション共に無し
 ・水草:マヤカsp×2、ウィステリア×1、ハイグロフィラ×3
 アマゾンソード×1、ウィローモス×1
 ・魚:グッピー×6
 グッピー子×6
 ネオンテトラ×7
 ネオンドワーフグラミィ×1
 花コリ×3
 オトシンクルス×1
 ラスボラヘテロ×4
 ブラックファントムテトラ×2
 ルブラ×2
 イシマキ貝×2
 
 
- A268.魚の飼える数と苔について
  
- よく水槽と自然界を比較して、自然界の川や池の水量をそこに生息する魚の数で割ったとすると、90cm水槽にネオンテトラ1匹しか飼育できないというようなたとえ話をよく耳にします。
 
 我々アクアリウムの環境を自然界の魚の数に対する水量に近づけようと言う意見はさらさら無いですが、そういった比較をよく理解して水量に対する飼育魚の数という時点から、水槽の中はある意味では自然界とかけ離れているという事は意識しておいた方が良いでしょう。
 
 従って、アクアリウムではそういった事に対処するために換水を初めとした色々な維持管理を行い続ける必要があるのです。
 
 さて、実際に趣味のアクアリウムとしてどれぐらいの魚が飼育できるかに付いてですが、それは水槽のスタイルによります。
 
 私も昔魚をメインに飼育していた水槽では60cm水槽にグッピーなどを80匹近く飼育していたこともあります。
 
 魚を多く飼育すれば水も汚れますしその結果苔も良く生えます。
 そのためにガラス面やホース類などは苔取りといったメンテナンスが必須になりますし、そういう事がしやすいようにしておく必要があります。
 苔が生えたら掃除をすれば良いという考え方です。
 
 それに対して水草水槽では水草に生えてしまった苔を掃除して取るという事が出来ないため苔をなるべく発生しないようにしなければなりません。
 従ってどうしても飼育する魚の数を非常に少なくする必要が出ていきます。
 
 私が思う60cm水槽における飼育最大数はグッピーやネオンテトラのような小型魚換算で
 ・魚メイン水槽 80匹
 ・水草水槽 15匹(オトシンやエビなどのメンテナンスフィッシュを除く)
 です。
 
 アンモニアと硝酸の濃度が換水後10日経過しても検出できないぐらいになったなら、それ以後は濾過装置を掃除したり濾過バランスについて変調をきたすようなことがなければ特に測定する必要はありません。
 
 不用意な木酢液添加は水槽バランスを崩す恐れがあります。
 飼育している魚が多い等、もともと苔が発生してもおかしくない環境では木酢液を使用することはあまり意味がありません。
 
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