よしを’S質問箱
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Q289.シポラックスについて
【かじちゃんさんからの質問】
また、宜しくお願いします。
今回は、濾剤について教えていただきたいのですけど、シポラックスがまあ、メジャーでいいだろうと言う事で、更に、水草苑の方も苔対策にシポラックスがいいのではとの意見も聞きました。
そこでなんですけど、材質についてはいいのかも知れませんが、例えば、パワーハウスとかの穴の空いてない物、また、空いてる物でも、小さい濾材と比べて、シポラックスは外径、内径共にそこそこ大きいと思うんです。
その際、濾過器は大きい物をと聞きますが、表面積辺りで言えば、同じ濾過層に入れた場合、濾材の表面積辺りでは、小さい濾材の詰め合わせの方が、バクテリアの吸着量は、多くなるのではないでしょうか?
そんなの関係ないのでしょうか?それでも、シポラックスは、いいのでしょうか?
また、今は60cm水槽にプライムパワー20(能力辺りで安そうだったから)を使用しているのですが、プレフィルターを設置したいのですが、どの様にすれば宜しいでしょうか?
テトラのエアーリフト用のP−1とか、ブリーディングとかを設置しようかと思うのですが、ついてるパイプがエルボで付いていてると思うのですが、それは、途中で切断して、加工してみなさん使用しているのでしょうか?
宜しくお願いします。

A289.濾材の粒の大きさ
お考えの通り濾材は1粒の表面積が大きい物でなるべく密に詰め込むことができれば、単純に総表面積は稼げるので、バクテリアが住み着く場所も多くなると考えることができます。
しかしながら細かく密に詰めるとそこに汚れがたまり通水性が悪くなり水の流れない場所ができてしまうことが考えられます。

従って各濾材は設計時の色々なテストによってその形状が決定されていると思います。

ですから単純に素材自体の表面積だけとか、その形状(粒の大きい小さい)といった事だけで総合的な事を判断する事はできないのです。

とはいえ、そういった事を理解して、また自分の水槽の濾過装置を見て色々なことを判断し粒の大きなシポラックスを割って濾過装置に入る量を多くするといった調整をされているマニアも少なくないです。

プレフィルターについてですが、プレフィルターと呼ばれる物は色々な物があります。
そもそもは、濾過装置で言うところのプレフィルターとはテトラ社のストレーナを応用したような形の物(商品名もまさに「プレフィルター」)を指していましたが、最近では濾過におけるプレフィルターというのは外部濾過装置の前段に外部濾過装置と同じような濾材を入れるポンプのない容器を取り付ける事を指す場合が多くなってきています。
(そのほか、換水用の水を作成する装置の中で塩素除去を行う浄水器のような物もプレフィルターと呼ばれる場合があります)

最近では濾過装置のプレフィルターとしてはパワーフィルターの前段に取り付けるジャレコから発売されているプレフィルターが簡単で便利です。
ホース径さえ合えば(又は変換して)どんなメーカーのパワーフィルターにも使えます。構造の割には値段が高いのが難点ですが・・・

P1フィルターについてですが、P1フィルターはエアリフト式ではありません。
同じような構造の物でテトラブリラントフィルターという物があり、こちらはエアリフト式の水中フィルターです。
P1フィルターはもともとパワーフィルターのストレーナ部分に接続して使用する商品なのでエーハイムのストレーナには無加工で接続可能なはずです。
またエーハイムと径の互換があるパワーフィルターでも使用できるでしょう。

ブリラントフィルターは水中フィルターなので、それをストレーナに接続することは基本的にはできません。
少しの改造をすることでストレーナと接続が可能ですがスポンジ部分がP1フィルターよりもずいぶんと目が細かいのでそれをパワーフィルターの吸い込み口に接続すると目詰まりしやすくなるのでメンテナンスが大変になります。


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