よしを’S質問箱
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Q405.ハイポについて教えてください
【katuzoさんからの質問】
初めまして。よしをさん。僕は熱帯魚に時間を費やす中学三年生です。
半年くらい前からよしをさんのホームぺージを見つけ拝見させてもらってます。
大変参考になります。ところで今よしをさんのホームページに載っていた「コントラコロラインもどき」を作ろうと思い店でカルキぬき(ハイポ)gx-30という商品を買ってきました。
で作ろうと思ったんですが成分の所にチオ硫酸ナトリウム・5水和物とあります。
百科事典のハイポにもそんな成分有りませんでした。
そこで質問です。 
この5水和物とはなんでしょうか。ハイポにはもともと入っているんでしょうか。
そうでないなら「コントラコロラインもどき」を作ったときの水との比率は変わると思うのですがどうなるんでしょうか。気にする必要はないんでしょうか。
どうでもいいのかもしれないですが僕はこの5水和物がきにななります。
よろしくご指導お願いします。

A405.ハイポは5水和物
5水和物というのはH2Oの分子が5個結合した結晶体の事を指すそうです。
一般的にハイポと呼ばれるものはすべてこの5水和物です。
一方5水和物でない純粋なチオ硫酸ナトリウムは無水チオ硫酸ナトリウムと呼ぶそうです。

そういう意味ではハイポの事を”チオ硫酸ナトリウム”と表現しているのは厳密に言えば間違っていると言えなくはないですが、結晶の出来方の問題ですし、塩素を中和する際の化学式は無水チオ硫酸ナトリウムと5水和物も代わりはないので、ハイポの成分を一般的にチオ硫酸ナトリウムと呼んでいるのでしょう。

特に気にする必要は無いです。

ただし、今回この御質問を頂いて改めて詳しい人に確認をしたところ、塩素中和を行うために必要となる量が、無水チオ硫酸ナトリウムとチオ硫酸ナトリウム5水和物とでは、5水和物の方が分子量の関係で1.6倍程度多く必要だという事が判明いたしました。
技術集の「自作コントラコロラインもどき」のページで採用している添加量は無水チオ硫酸ナトリウムの反応を算出して出しておりますので、実際には1.6倍の量のハイポを投入する必要が有るという事に気がつきました。

たった今正しい投入量に修正しましたのでご確認下さい。

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