よしを’S質問箱
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Q480.カボンバの根?&白点病
【がんちゃんさんからの質問】
当方、まだ水槽立ち上げ4週間目の超初心者です。
このHPを知り、書店の入門書にはない実践的な解説に驚いています。

早速質問ですが、カボンバ(普通のヤツ)の茎から根のようなものが生えて下にのびてきています。
見た目も悪いのでばっさり切り落としたいのですが、影響はないでしょうか?

また、全然違うジャンルですが、立ち上げ3週間目にして(いちおうパイロットフィッシュとして飼っていた)ネオンテトラが白点病になってしまいました。よしをさんの「濾過のはなし」はちゃんと理解しているつもりなのですが・・・大きな原因は温度変化にあるのではと思っています。
このところ急に朝晩冷え込んで来ましたが「ヒーター入れるのはまだ後でいいや」と思っているうちに温度差が限界を超えたのではないかと・・・このへんはどうなのでしょうか?朝方でも26度はあるのですが、それまで日中は30度を超えていましたから・・・

で、その白点病のテトラをちっちゃなガラス瓶(1.5リットルくらい)に入れ、ニューグリーンFを入れて治療しようとしたのですが、治癒する前に死んでしまいました。いちおう毎日1/2程度水槽の水と入れ替え、それに見合った分量の薬を入れていたのですが・・・まだこの季節ですし、特にそのガラス瓶の保温はしていなかったし、エアレーションも無しです。こういった場合、エアレーションは必須なのでしょうか?隔離しなければもっと生きていたかと思うとやりきれない思いです。
(ちょっと症状が軽めで、薬浴させていなかったヤツはまだ水槽で元気に泳いでいます。治癒してるわけではないけど)
でも、今水槽には水草もあるし(いずれも育てやすいと言われているものばかりですが、自分は十分綺麗だと思っています)直接水槽に薬を入れた時の水草や、たぶん育ちつつあると思われるバクテリアへの影響を考えるとそれも出来ません。

もっと早く白点病を発見し、早期治療を行うべきだったのか?白点病の発生、及びその後の治療方法について、原因と考えられる事は沢山あるのですが、どれが本当なのか分からない状態です。
まさに初心者パニック状態です。

趣味は自分の思った通りにならないから面白いとはよく言われますが、熱帯魚飼育のようにそれが生き物の命を奪うことに直結するならば、せめて死なない程度までの技術は早急に付けなくては・・とあせっています。

水槽:60p
上部フィルター(バクターセル60p用×2、スドーのクリスバール)
照明:20W×2
ph:7.5
亜硝酸塩は殆ど検出されていません(テトラの試験紙で)

初歩的な質問で申し訳ありませんが宜しくお願いします。

A480.有茎草の根&白点病
有茎草の茎の途中から根が出ることと、有茎草の下の方の葉が落ちてしまうことの二つはある程度仕方のないことです。
見栄えが悪いからと言って茎の途中から出ている根を切り落としてしまうことは一向にかまいませんが、草の種類や調子の善し悪しで沢山出てくる場合もありますから、きりがないかもしれません。

ほとんどの場合は下葉が落ちてしまってみすぼらしくなるのと併せて、レイアウトを上手く組み合わせ、有茎草の途中から出ている根と、下葉が落ちて茎だけになっているのを見えないようにしてしまうのが一般的です。
そういったところを考慮して中景や前景に上手く草を組み合わせるのがポイントです。

白点病の発生はやはり立ち上げ初期で水質が安定していないことに加えて、水温の低下が原因だと思います。
白点病の原因となる寄生虫は30度あたりで活動が鈍くなりそれ以上の水温になると死んでしまいます。
従って今までは水質があまり良くなく、白点病になる要素は有ったものの、水温も高かったために白点病に成らなかったのかもしれません。
ヒーターを入れて28度か29度程度の少し高めの水温に維持した方が良いかもしれません。

薬浴を水槽外で行う場合はエアレーションは必須です。
熱帯夜が続く真夏ではない限り保温も必須です。
それから容器はバケツでも何でも良いので出来る限り水量の多い容器にしてください。
1.5リットルはちょっと小さすぎです。
水量が少ないと排泄物で水が悪くなるのも、溶存酸素が減るのも、あっという間に起きてしまいますし、微妙な(0.1ccといった単位でも)魚病薬の投入量の違いも大きく影響します。
ベタのような特殊な魚を除いて、病気になった魚を1.5リットルエアレーション・保温なしの容器に入れるというのは、人間で言えばインフルエンザにかかったからといって空気を通さない棺桶サイズの入れ物に密封されてしまったのと同じです。

出来れば水質は亜硝酸塩の試験紙ではなく亜硝酸を試薬で測定するようにしてください。

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