よしを’S質問箱
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Q564.濾過・濾材
【とくめいさんからの質問】
今、90・45・45の水槽でガー(30cm)を飼っています。
モトロを購入するので、濾過能力を上げたいのですが、よしをさんのアイディアのオーバーフロー式で、濾過槽を発泡スチロールの箱で、その水をプライムパワー30でくみ上げようと思うのですがどうでしょうか?
また、安くて良い、お勧めの濾材があれば教えてください。
それと、上部フィルターを改造してウエット&ドライにしようと思うのですが、今使っているリング状のセラミック濾材ではだめでしょうか?
だめなら、ウエット&ドライに適したお勧めの濾材をおしえてください。
それから、今の飼育状況 水槽:90・45・45
            濾過:上部フィルター、プライムパワー20・30(各1台ずつ)
            飼育魚:ガ―(30cm)
に、モトロを追加した場合、濾過に少し余裕があるくらいにするには、あとどのくらいの濾過能力(濾材の量)が必要でしょうか?
モトロを死なせたくないので多めに書いてもらって結構です。
そういえば、家には、大磯砂が結構あるのですが、普通の濾材と同じくらいのバクテリアの付着は期待できますよね?
大きさは小さめですが大丈夫でしょうか?
一度にこんなにたくさんの質問をして申し訳ありませんができるだけ早く教えてください。
A564.濾過・濾材
オーバーフロー式の場合特に濾過槽はどんな素材だって良いと思います。
長期使用においては破損のおそれがあるので設置やメンテナンスにかなり神経を使わなければなりませんが、べつに発泡スチロールの容器でも良いと思います。
不要になったクーラーボックスとか中型の衣装ケースや大型のバケツ等でも良いでしょうね。
結局は水が貯められて中の濾材の間を水が通るような仕組みにしてあげれば良いだけです。
濾材はコストを考えるなら粗めの大磯砂や川砂利、川砂等でOKです。
特にオーバーフローなどで大きな濾材容量を確保できる場合は安く大量に使えるメリットを生かしてそういった濾材を使うことも良いと思います。
水族館の超大型濾過装置等では大磯砂などを使っている場合も少なくないです。

ウエット&ドライは特に現在使われている濾材のままでも良いように思いますが、最近は自分でも濾材を買うことがないのでお勧め濾材は分かりません。

現状の環境+モトロでも濾過装置は強化せずとも満足な環境ではないかと思います。
餌の質や与えている量が分かりませんので、水の汚れについても不明なため、正確なことは言えませんが、現状の上部濾過+外部フィルター×2で十分ではないかと思います。

どうしても何か追加したいなら
1パワーハウスから出ているエアリフト式の投げ込み式濾過装置とか、それに似た構造のスポンジ式濾過装置
2水中ポンプで稼働する投げ込み式フィルター
3嫌気性濾過が期待できるような装置
の様な物を検討されるのが良いと思います。

1は同時にエアレーションの効果によって溶存酸素濃度の確保が出来る。
2は濾材を活性炭に変えたりピートに変えたりして、水質調整や急激な水質悪化時の緊急対応等に応用可能
3は硝化が完全に行われる環境からさらに脱窒が出来るようになる。
と色々な付加価値や硝化以外の濾過について対応出来ます。

硝化についてはBODがゼロになればそれ以上はどんなに設備を追加しても、さらに水質が良くなるということはありません。
硝化のみの濾過を考えるなら発生するアンモニアや亜硝酸の量に適してさらに若干の余裕がある程度の設備で良いのです。
    

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