Ｑ６１１．水草水槽の次の１手御指導ください

【ユウイチさんからの質問】
よしをさん始めまして。頻繁にホームページを活用させて頂いております。
さっそくですがカラシンとコリドラスを中心に魚を60ｃｍ水槽上部フィルターと45ｃｍ水槽底面フィルターで2年ほど経験しました。
2度の夏を経験して毎夏50匹強の魚の約7割が死滅しました。
その理由が解かったのが昨年秋でした。
そんな経験と知識不足が原因で2001.2月上旬に120ｃｍ手に入れ水草水槽を始めました。
やはり無謀でした。
約40日が経過して経済的にも水槽にかける予算が減り水槽グッズの購入には家族の冷たい視線を気にしなくてはなりません。
しかし水草育成にかける情熱はその状況と反比例して増すばかりです。
いろいろな手段で情報を集めております。
実はその集めた情報の整理がつかず困っております。優先順位として次に何を水槽にすべきか上記の
状況を含めアドバイスください。（水草をやめる！は勘弁してください。）
まず、トニナを枯らしたくないが目的です。
現状の水槽はヒーター300Wと200Wで24度設定。
エーハイム2217とプライムパワー20でろ過。
中に綿少々と多孔性セラミックリング（バッタモン）、ゼオセラ、麦飯石、1：1：1の割合でろ過材が入ってます。
照明20Wｘ6（120用20WX4式とトニナの上に60用20WX2）灯。
PM3：00〜pm12：00人力タイマー。
床砂はソイル(アリス社のソイル？）20kg、5ｃｍ弱で敷いててます。
CO2はテトラプッシュ式、日に2〜3回やってます。
植物はミクロソリュウム、ウインドローブ、ウオーターバコパ、ラージパールグラス、コブラグラス、エイクホルニアデバイシフォリア、スクリューバリスネリア、フィリロタラマクランドラ、ウイローモス、クリプトコリネウエンティーグリーンとトロピカ、トニナ、ロタラロンディフォリア。
多少の苔もついてます。以上です。
魚はカラシン5匹、グピー4匹、ランプアイ2匹です。
みな今は（5日目）元気です。
一昨日トニナ購入と同時に「テトラPH/KHマイナス」を2回に分けて150ｃｃ入れてｐｈ6.2を目指してます。
テスターはテトラPH、とKHを使ってますが小数点以下の範囲がよくわかりません。
以上上手く状況が伝わったかどうか疑問は有りますがどうか汲み取って頂き、次にやるべき事、必要な基材、考え違いについてのご指摘、よろしくお願いします。

Ａ６１１．水草が上手く行くように

まず、一番心がけるべき事は焦らないことです。
水槽はセットして半年、水草水槽ならセットして１年ぐらいしてやっと本調子に成ると思って下さい。
それまでは水槽の状況も色々と変化しますし水槽セット直後に苦労した水草も、水槽セット後１年ぐらいしてやってみるといとも簡単に育ったということもよくある話です。
トニナをお気に召されているようですが他にも色々な草と接することが多くなれば、きっとトニナ以外にも好きになる草は沢山あると思います。
まずそのことを念頭に置いてトニナが駄目でも他の草で色々と経験を積み、そして忘れた頃にまたチャレンジしてみるぐらいの気構えでいた方が、色々と悪あがきをして本来あるはずの水槽の安定へ向けての変化をめちゃめちゃにしてしまうというよりずっといい結果が生まれるでしょう。

それはさておき現状についてですが、トニナはアクアソイル（ＡＤＡのやつ）を使うなど、特定の環境を用意してやればそれほど難しくなくに育つはずです。
また本物のアクアソイルを使用している場合は薬品を使わなくても初期にはｐＨが下がりすぎるぐらいなのでどうやらお使いの底床は本物のアクアソイルではなさそうです。
従って、底床に助けてもらうというのは望み薄そうです。

ｐＨやＫＨを操作する薬品はあまり大量に使わない方が良いです。
ＣＯ２の設備はプッシュ式ではほとんど効果がありません。
その為にｐＨは高い値を保っているのでしょう。
予算が少ないのであれば発酵式でＣＯ２の連続添加を行うことをお勧めします。
初期投資２千円ぐらいで３万円のボンベセットを買ったときと同じぐらいの効果が得られます。
ＣＯ２添加はトニナだけではなく他の草にも良い方向で働きますので、是非ともお勧めします。
これからの季節なら発酵させやすくなりますのでもってこいです。
発酵式ＣＯ２の件は私のホームページの「ＣＯ２添加のすすめ」で解説しております。

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