よしを’S質問箱
分類 @@#アクア一般#@@
Q859.水質について教えて下さい
【ちょこさんからの質問】
最近、120p水槽を増やしました。水草はメイン水槽でやっていますので、入れないつもりです。
そのため、常にエアレーションを行っているので、phは7.8です。
二酸化炭素が皆無に近いのでRphに近い値を検出しています。
この状態自体は問題無いと思うのですが、大方の魚は「中性〜弱酸性」などとされています。
疑問に思ったのは、水草を植え、二酸化炭素を添加した状態での「中性〜弱酸性」という意味なのか、水素イオンの濃度だけでみた「中性〜弱酸性」という意味なのか?
という事です。
水素イオン濃度だけで判断すると「魚だけ飼う場合は、汚れた水で飼え」
という意味になってしまうと思われます。
無駄にはなってしまうけど二酸化炭素を添加し、phを下げるべきでしょうか。
硬度は低いので、10r/lほども二酸化炭素を添加すれば、中性くらいにはなると思います。
ph降下剤は論外ですし、ピートやブラックウォーターは、結果的には水を汚している事に
なってしまうと思います。
長い目で見れば、だんだん硝酸塩が蓄積してきたりして、phは降下してくるとは思いますが、
よしをさんはどうお考えでしょうか。

魚は、カージナル(中)が30ほどです。(解決したら、あと30追加しようかなぁ)
あとヌマエビ数匹。
現在1ケ月経過ですが、ろ過は正常です。(メイン水槽からタネ移植をしました)
硝酸塩を僅かに検出。


ついでに...
メインの水槽では、夜間エアレーションを行っていますのでphが上がります。(0.3程)
自然界では、夜間のphは下がるものだと思いますが、水槽内では話が別なのでしょうか。
やめたとしても魚が酸欠になる事は考えられないですが、バクテリアが心配なのです。
コスト削減の為にも、いらなければやめたいところです。ポンプうるさいし。
二酸化炭素濃度の降下はコケ発生の要因のひとつでもありますし。(今はほぼ見当たりませんが)
(発散される二酸化炭素代、エアポンプの電気代、どちらも微々たるものですが...)

お助け下さいまし〜。

A859.pHと夜間エアレーション
最近の日本の平均的な水道水ではR−pHは弱アルカリ性に成ることが多いように思います。
また一般的なセット後2年以内の水槽の場合、その水道水を入れて通常に管理しているとpHは7.5〜8.5程度に成るケースが多いようです。

個人的にはその程度なら気にしないのが一番良いと思います。
多くの魚や水草は弱酸性が良いとどこを見ても書いてありますが、魚も水草も適応範囲というのが有りますので、その程度なら適応範囲内だと思います。

特に廉価な小型魚の場合はこれまでの養殖の過程で品種改良されて丈夫になっておりますのでほとんど問題になることはありません。
コンテストに出品するような魚をブリードしているとか、高級なワイルド物の魚を飼育するというような場合を除けば弱酸性がよいとされるような魚や水草も8.5程度のpHでもOKだと思います。

エアレーションについては現在CO2を添加していないならなぜ夜間エアレーションなのかその理由がわかりません。
夜間エアレーションは日中CO2を添加しておりそのCO2を発散させてしまわないようにCO2添加を行わない夜間のみエアレーションするという考え方ですから、CO2添加をしていなければ24時間エアレーションでも日中のみエアレーションでも良いはずです。

夜間の静粛性などを考えると日中のみエアレーションするというのが一番良いかもしれません。

ちなみに濾過が外部フィルターでシャワーパイプを水面下に水没させているような水槽では、水草水槽で水草が作成する酸素の供給が期待できるような場合を除いては、一切エアレーションしないという維持の方法はお勧めできません。
夏場の温度上昇などで水槽水の酸素飽和度が下がったりした場合に酸素欠乏になる恐れがあるからです。


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