よしを’S質問箱
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Q993.濾過層への流量について
【まつまるさんからの質問】
こんにちは、よしをさん。いつもHPを参考にさせていただいています。
早速質問ですが、私もアクアDIYが大好きでこの度、外掛けフィルターを自作しました。
濾過層は塩ビ角形ケース(w200×d130×h130ミリ)、濾材は無抗菌スポンジを15ミリ角に裁断したものとリング濾材(他の水槽で使っていた物をそっくり移行)をぎっしり詰め込んでいます。
テトラスポンジフィルターのエアリフトパイプを直結してエアーポンプを作動し濾過層へ注水しています。
濾過層内の注水経路としては濾過層に仕切板を入れて、濾材の下部から上部へ水が流れてオーバーフローとなり、水槽に戻る仕組みです。私なりに、エアリフトを利用した注水方法のメリットとして、経済的(エアーポンプは、大容量の物で、他の水槽のエアレーションや投げ込み式濾過に分岐して使用できる)なことやエアリフトの性質上、注水(濾過層)に酸素を多く取り込むことができる等考えています。
しかしながら流量が少なく、たとえば上部濾過器のポンプの様な水量を確保できません。濾過層から水槽に戻る水量は文章で書けば「ちょろちょろ」といったところで、濾過は機能していると思われますが、水面があまり動かず心配になり別途エアレーションをしています。
この水量の少なさが、濾材にゆっくり通水するメリットとなるのか反対に何かデメリットとなる要因になってしまうのか、是非よしをさんの意見をお聞かせください。
水槽環境は、45センチレギュラー水槽でメダカとモエビを各20匹飼育しています。
週1回1/3の水換えでPHは7で変動はありません。
餌は朝・夕2回人工飼料を与えていますが水の白濁や臭いも無しです。
ご教示宜しくお願いいたします。

A993.エアポンプの外掛けフィルター
あくまでも予想ですが、お使いの環境で特に問題はないと思います。
”ちょろちょろ”という水量が実際どの程度なのかが不明ですが、心配ならエアリフトのパイプから注がれる水やオーバーフローして水槽に戻る水を容器に送って、具体的な流量を測定してみて下さい。
感覚的には1時間で水槽の水全体が濾過経路を1回通過するぐらいが最低限の流量だと思います。
よって水槽の水量が25リットルだったと仮定すると毎分500cc程度の水が汲み上げられれば良い計算になります。

流量が少ない事のメリットは濾過経路の構造と濾材の組み合わせによっては嫌気性濾過が実施されることが期待できる点ですが、今回の場合はたぶんそれはあり得ないと思いますので、流量が少ないことのメリットはないと思います。
上記の流量以上を確保できていればデメリットもないでしょう。

ただ水が動かないというのはデメリットでしょうね。
対応されているように別途流れを作る必要があります。

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