ヘキサミタ症

 オクトミタス症はヘキサミタ属の一種で、解っているもので3種類ほど(少し異なるが似ています。)あり、同じ鞭毛虫です。

 この病気はマス類稚魚の疾病で、Hexamita solmonisが腸管等に寄生により体が痩せていきガリガリになるもので、腸カタールを起こすとされていました。
 日本ではこの病気がそうであるかに言われていましたが、どうもハッキリしておらず。
 似たような症状では、ウィルス説もあるようですし、ディスカスでは抗酸菌症であると言う説(文献レベルの話で)もあります。つまりこの病気に掛かっている時には他の病気も同時に発生している可能性があるということが言えるようです。
 その時はサルファ剤(サルファメラジン)やニトロフラン剤(フラゾリドン)が効いたとされていました。

 ハッキリ言えるのはヘキサミタ属(数種あり)の寄生では病気になると断定できないようです。病原因菌と認めていない国(アメリカ)もあり、アメリカの水産学会で、この病気の同定法が取り上げられなかったことから日本でもその後は進展がないようです。ですから新鮮な餌を与え、水槽内に残餌が残らないようにしておけばこの病気を疑わなくても良いでしょう

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