水草別育成の方法
グロッソスティグマ

グロッソスティグマ
学名 Glossostigma Elatinoides

オーストラリア原産の草で葉長は0.5〜0.8cm
弱酸性〜中性、高光量高CO2が良い。

水槽内で綺麗に育つとこういう感じになる。
画像は上下ともいさぱっぱさんの水槽の物。

綺麗に繁殖させると美しい緑の絨毯が出来上がる。
リシア同様ADAの天野氏がレイアウト水槽に多用するように成ってから人気が上がった。

何もしていない水槽でいとも簡単にグロッソの絨毯が出来上がる場合もあり、そういった経験をした人から見ればとても簡単な草という印象を持たれていると思うが、それなりのキャリアのある人がかなり苦労をしても上手く行かないと言う場合もある、上手く行く人には上手く行く・ダメな人はとても苦労する草だと私は思います。

ショップでは主にポットに入った状態か一握り程度の量が袋やパックに入って売られている。
昔は一握り千円程度とそれほど安い草ではなかったが、最近では500円程度で入手できるでしょう。

水上育成がかなり容易なので買ってきたグロッソの1/3程度を苺のパックのような容器に肥料分を入れた泥土(田圃の土のような物。園芸店では荒木田土として1k200円程度で売っている)にひたひたに水を張り、水槽の場合と同じように植えてベランダにでも置けばいくらでも増える。
市販されている物もほとんど100%が同様にして育てられた水上葉なので、この方法で増やして水槽に入れればOK。
このベランダ水草倍増計画はヘアーグラス等の草の場合にも有効、買ってきた水草が簡単に3倍もに4倍にもなります。

根張りがかなり旺盛で、そこからも分かるようにかなりの肥料食いです。
こなれた底床で有る必要はありますが、こいつを植えるときだけは植える前に底床に肥料をかなり多めにばしばし施肥してから植え込むと上手く行きます。

水槽への植え方は(右利きの場合)左手にグロッソのかたまりを持ち、右手にピンセットを持ち3節〜4節分をピンセットで挟んでちぎるようにカットする。
それをそのまま底床内へ埋め込む、下の2節〜3節は底床内に埋め込んでしまう。一番上の葉だけが出ている状態でOK。
焼赤玉等の軽い底床を使用する場合は埋める長さを長く取ったほうが植えやすい。

ねらい通りの状況になると植えた1本がランナーを横に延ばして数珠つなぎで増えていきます。
ランナーは自然に別れることは少ないので少し伸びた段階で数珠繋ぎのランナーをカットしてやると(1本が2本、2本が4本と)伸びる数が倍増できます。

忘れがちですがこの草は有茎草で底床の費量より水槽水の肥料分が多かったり、全体的に肥料不足だったり、光量が少なかったりすると、細い茎を上方向へ伸ばしひょろひょろとした草姿に成ってしまいます。

葉が小さく色が黄色っぽくなったり、細い茎を上に伸ばしたり、葉がぼろぼろに成ったりした場合は、ピンセットで固形肥料をグロッソのランナーの上から強引に突き刺していきます。
上に伸びてしまったのはカットして植え直せば良いでしょう。

旺盛に繁殖すると3層程度になりますがあまり繁殖させると下になった葉が光を受けられずに枯れてきます。
そのまま放置すると水質の悪化に繋がりますから、旺盛に繁殖した場合はランナーをちょんちょん切りながらピンセットで間引きするように草を減らします。
あまり繁殖しすぎた物を端から引っ張ると全体がはがれていっかんの終わりになります。


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