よしを’S質問箱
分類 @@#熱帯魚飼育#@@
Q74.濾過について
【Nonさんからの質問】
チョコグラを飼っている関係で、pH5.5、KH2、水温28度くらいの環境です。また、蛍光灯は20W×3、CO2強制添加一滴/1secという具合です。濾材は、2013にサブストラット、パワーハウス、ピート、プレフィルターに活性炭を使用してます。こんな環境で、だいたい2週間おきぐらいに活性炭を換えてやらないと、ハイグロフィラやディバシフォリアの新芽が黒く溶けてきます。素人の私なりに、考えると、濾過がうまく働かず、NO2やNO3の影響が現れているのではと思ってます。対処法として
(1)窒素を吸収させるため水草を密生させる
(2)シポラックスを導入する
(3)脱窒効果のあるバクテリアの元を添加する
(4)フィルターの容量を大きくする
以上を考えて(1)を実行しましたが、あまり効果がありません。(2),(3),(4)は本で読んだものでよくわかりません。水温が高いくらい以外はアピストをやられている方とほとんど同じだと思います。このような魚を水草水槽で飼うときのコツがあったらアドバイスをいただきたいのですが。よろしくお願いします。
A74.硝酸塩が犯人か?
NonさんはNO2やNO3が原因ではとお考えのようですが、はたしてどんなものでしょうか・・?
難しい問題なので”そうだ”とも”違う”とも言い難いのですが、もし(水草育成水槽としての標準程度だと思われる)週1回1/2〜1/3換水を行っていればNO2やNO3も問題の有るほど蓄積はされないはずだと思うのですが・・

換水頻度が不明ですがもし週1回よりも少ない換水頻度で維持されている水槽なら、試しに2ヶ月間ほど週1回〜1.5回程度に換水頻度を上げてチェックしてみてはどうでしょうか?
この方法なら水道代と管理者の労力以外何もお金が掛からない方法ですから、試しにやってみるには有効です。

次に試してみるのに有効な手段としてはデニボールの使用です。
少しいかがわしそうな商品なのでむやみに常用することはあまりお勧めしませんが、使用者の報告では試験薬でチェックする限りは確実に硝酸塩が減少するらしいです。
デニボールで調子が良くなったらNO2やNO3が悪影響を及ぼしていると言うことが明らかになりますので、それがはっきりしてから次の対応としてデニボールを使ったままにするかもしくは換水を含めて濾過サイクルの強化や見直しに取りかかれば良いと思います。

活性炭の有無で本当に水草の調子が変わるならフィルターの容量拡大と換水頻度を上げる対処で改善されると思われます。
シポラックスの使用も効果がある可能性はありますが、今回のような限定された状況では期待したとおりの結果をもたらしてくれるかどうかは不明です。

バクテリアの素は使わない方が良いでしょう(理由については「よしを’s濾過話」参照)

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