よしを’S質問箱
分類 @@#アクア一般#@@
Q123.ヤマトヌマエビの死亡原因について教えてください
【かうかうさんからの質問】
水槽立ち上げ1ヶ月半の初心者です。
最初マヤカ・アマゾンソード・バリスネリア・ラジカンス・アヌビアスナナなどの水草を投入、1週間後にネオンテトラ5匹とスマトラを5匹また1週間後にオトシンクルスを3匹とヤマトヌマエビを3匹入れました。
苔の発生がひどくショップに相談したところ、苔除去液なるものをすすめられ、3日間照明をきり、えさを抜いたところずいぶんきれいになりました。えさのやりすぎ、照明時間が長いことを指摘されたため、その後はかなりえさを減らしていました。

 1ヶ月経過したため、活性炭をセラミックろ材に交換するため、フイルターを掃除しました。
流木の色が気になっていたので「イエローカット」なる水槽用脱色濾材も一緒に入れました。

 それから4日後、ヤマトヌマエビが死亡。近くには脱皮した皮が浮いていて、スマトラにつつかれたのか、目がなくなっていました。
ショップに相談すると水質悪化かスマトラにいじられたか、バクテリアが死滅したかといわれたため、とりあえず急いで水換えをしましたが、その日のうちにもう一匹が脱皮して死亡、次の日には最後の一匹も脱皮して死亡してしまいました。
スマトラにつつかれていたので、てっきり原因はスマトラだと思い、スマトラを友人に譲り、再度ヤマトヌマエビ三匹とブラックファントム5匹とコリドラス2匹を購入したのですが、3日後にまた一匹脱皮して死んでしまいました。

 今思えばフイルターを掃除したのが原因だったのでしょうか?スポンジ・マットは水槽の水で軽くゆすいだだけです。
それともイエローカット(脱色機能に優れた特殊カーボン樹脂とアンモニア除去能力を有するセラミックを配合した・・・とかかれています。)がいけないのでしょうか?
水換えは一週間ごとに行っています。何とか後二匹を死なせない方法を教えてください。
A123.水質悪化に注意
まず第一に考えられるのが濾過の不調による水質悪化です。
水槽立ち上げから1ヶ月半と言えば、何もミスすることなく立ち上げ作業をしていればやっと濾過が機能するようになったかならないかというぎりぎりの時期です。
何らかのメンテナンスミスをしていればまだ濾過が機能していないと考えて良いでしょう。

特に活性炭をセラミック濾材に変えたとありますが、立ち上げ時から活性炭を使っていて、それを新しいセラミック濾材に変えたならその時点で濾過能力が、ほぼゼロになったと思って良いでしょう。

濾過は目に見える水の汚れを取るためではなく、アンモニアや亜硝酸といった有毒物質を分解する為にあります。
その仕組みを「よしを’s濾過話」にまとめてありますので、そちらを読んでみて下さい。

それから、亜硝酸濃度を測定する試薬を購入し水質をチェックすることをお勧めします。
この時期なら毎日測定して下さい。
出来ればアンモニア濃度を測定する試薬も購入し両方測定した方が良いでしょう。

水質悪化が一番の原因と思われますが酸素欠乏や二酸化炭素中毒でも死亡しますので、CO2添加をしているならそれをしばらく中止する。
エアレーションなどを行っていない場合は24時間エアレーションまたは、夜間エアレーションを行って下さい。

エビは魚以上に水質の変化に敏感です。
もう少し濾過が安定するまでエビを水槽に入れるのはやめておいたほうが良いでしょう。

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