よしを’S質問箱
分類 @@#アクア一般#@@
Q179.亜硝酸塩について
【ごん太さんからの質問】
はじめまして、ごん太ともうします。
 グッピー、ネオンテトラ等小型種の熱帯魚水槽(60cmセットのもの)導入後2.5年経ち一時ネオンテトラ1匹とヤマトヌマエビ10匹のスカスカ状態でした。3カ月前ほどより徐々に魚を導入していき、今はネオンテトラ18匹、ラミレジー2匹、コリドラス1匹、シノドンティス4匹、タイガープレコ1匹、オレンジフィンカイザーp2匹、小型ナマズのアンジェリカス1匹といった状態です。水草はアヌアビスナナが増えて10株程度の量。
 相談の内容は以下の通りです。
 以前いたクラウンローチ4匹が白点病に罹ってから次々と他の魚にも移っていってしまったので、とりあえずクラウンローチが重症だったのでこれを隔離して、グリーンFクリアを規定量投与しました。したところ、白点病は直ったのですが、バクテリアが死滅してしまったせいか亜硝酸濃度が異様に高くなってしまったのです。(濃度1mg以上)直った時点ですぐに水換えをし、pbs(光合成バクテリア)を大量(400cc)に入れ1〜2日様子を見ていましたが一向に改善しなかったので、今度は上部フィルターの櫨材を水槽の水で洗ったところ0.5mg程度まで濃度が下がりました。ほっと一息ついたものの、亜硝酸濃度がそれ以上に下がりません。どうしたらよいのでしょうか。

 今は、水換えは2日おきに3分の1程度、水換えの度にpbs200ccとバイオカチャー2000という生きたバクテリア(お店ですすめられた)を10cc入れてます。
上部フィルターの櫨材は第1層がウールマット、第2層がプラスチック製のスポンジ風マット、第3層がセラミック製の穴あき円筒のもの(1L、800円で安売りしていたもの、多こう質と宣伝していた。)と薬抜き目的に活性炭(穴あき円筒のもの)です。第3層は魚が病気になった頃導入したので、まだ2週間程度しか経っていません。

そのほかに、サブとしてエアレーションを目的とした内部フィルターがあります。
上記にあるように櫨材を洗ってから現在まで10日程経ちますが、一般的には、どのくらいで回復するのでしょうか。(因みに病気が発生する前は亜硝酸は殆ど出ていませんでした。)
 また、今後濾過を見直そうと考えていますが、現在の私のセットでは上部フィルターを大容量のものに交換するだけ十分なのか、それとも外部フィルター(いま検討しているのが、ニッソーのプライムパワー20です)を導入した方が良いのかお教え下さい。
 魚は今後ロイヤルプレコの幼魚と、アピストを2匹くらい導入したいと考えています。

A179.水質の変化について
まず一番初めに考えなければならないのは白天病が発生した原因についてです。
通常安定した水槽で普通のメンテナンスをしていれば白点病はほとんど発生しないものです。

逆に立ち上げ初期などの濾過が機能していない状態の水槽では非常によく発生します。

今回は2年以上経過した水槽で発生している事から考えると、何らかの水質の変化が白点病の引き金になったという可能性が高いです。
その原因について考え対処しなければ今後もまた同様の事が起きるでしょう。 等、思い当たることはないでしょうか?
魚を増やしたのが原因とお考えかもしれませんが、お伺いした環境では過密になったとは考えにくい量です。

現在は魚病薬品の使用とフィルターの掃除によって濾過バクテリアがほとんどゼロだと思った方が良いですね。
通常その様な状態からきちんと濾過が機能するまでには短くても1ヶ月程度はかかります。
それまでは、水質に注意してアンモニアや亜硝酸濃度が上昇したらこまめに換水を行って下さい。
その辺の情報は「よしを’s濾過話」をよく読んで理解しておいてください。

それから、現在色々な薬品(液体物)を使われているようですが、それも一旦全て使用するのをやめた方が良いです。
皆さんは風邪をひいたときに「パブロン」と「ルル」と「カコナール」(いずれも市販の総合感冒薬)を一緒に飲んだりしますか?
そんなことはしませんよね?(「いや、俺はする」と言う方もし居ても絶対にやめた方が良いです)

それから、たとえ一種類だけにしてもバクテリアの素や水を綺麗にするための薬品などはあまり使わない方が良いです。(理由は「よしを’s濾過話」及び「アクアテロリスト」のコーナー参照)

塩素中和剤(ハイポやコントラコロライン等)だけを使い(汲み置きするならこれも不要)、温度あわせをした水で換水すればOKです。

正しい管理をしていれば現在の設備でも濾過が不足していると言うことは無いと思います。
とりあえず現在の設備できちんと維持していける方法を見つけだした方が良いと思います。

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