よしを’S質問箱
分類 @@#熱帯魚飼育#@@
Q355.水質調整方法の確認
【海外で熱帯魚さんからの質問】
はじめまして。インドネシアはジャカルタから投稿しています。
こちらでは、熱帯魚の飼育方法などの情報は非常に乏しく困っていたところ、貴方のサイトを発見し参考にさせていただいております。
小生は熱帯魚をはじめてまだ間もないのですが、貴方のサイトのお陰で水の作り方、濾過などの必要知識を習得しつつ頑張っております。
さて、現在のところ60cm水槽を2槽立ち上げて今日に至っておりますが、2ヶ月前から100cm×50cm×50cm水槽を立上げ中です。濾過はEheim2213×1、Magnam220×1(米国製品のパワーフィルター、濾材はスポンジ、サブストラット3リットル程度、800リットル/時の循環)および90cm水槽用上部濾過機×1の計3台で行っております。濾材はスポンジ、エーハイメック、エーハイサブストラット中心です。現在立上げ中ということもあって、ネオンテトラ、ラミーノーズ等のパイロットが40匹程度入っております。
ここで質問です。
将来的に床底にバリ産の砂を敷き詰めたいと計画しております。
砂を敷き詰めると、水質がアルカリ性に傾きまた硬度も上がる事から、南米系の熱帯魚達には不向きな水質になる事になります。増してや、将来的にはメインにディスカスを入れようとも計画しておりますます、アルカリ性の水質は不向きでしょう。
そこで、考案したのがパワーフィルターにプレフィルター(3リットル程度)を連結し、そこにピートを入れ水質を中性から酸性にするという事です。
なにもそんなことをせず、砂を敷かなきゃいいではないかとお思いかもしれませんが、バリ産の砂は恐らく日本へも輸出されているとも思いますが(海水熱帯魚用)、砂一粒一粒が均等でまわるく、色も白く大変綺麗なのです。またせっかくここインドネシアにくらしているので、バリの砂も安く手にはいり、何とか利用してみたいのです。
水質を酸性(PH、KH、GHを下げた)からと言って、南米産の魚達にとって住みやすくなるとは思えませんが、PHが合ってないよりは、合ってた方が良いものとも思ってしまいます。
この発想は果たして、魚は元気でいられるでしょうか?
また、海外駐在しているのでいつかは日本に帰ることを考えると、魚を繁殖させるつもりもありません。その場合には、なにも水質(PH、KH、GH)などにはこだわらなく、魚がその水質に慣れさせれば元気に飼えるものでしょうか?
はたまた、そもそもこの発想はやめた方がよろしいのでしょうか?
よろしくご指導下さい。

A355.本人の気持ち次第
まずはそういった環境にすることによって硬度やpHがどのぐらいの数値になるかがポイントだと思います。

ピートの使用によってpHを下げることは可能ですがフィルターにセットして使うのは、ピートの効き目が一定でないためそれをコントロールしながら思ったpHに保つということが難しいため、良くないという意見が主流のようです。

合わない水質で魚を飼育することは、それによって魚が死んでしまうような場合を除いて、それでも良いと思うかダメだと思うかは飼育者の気持ち次第でしょう。
水草水槽に入れられ少ない餌でやせ細っているディスカスはディスカスマニアからしてみればディスカスはそんな環境で飼育するものではないと言われるでしょうが、実際にはそういった環境で水草とディスカスの共演を楽しんでいる人も居ます。

結局はQ339の問題と同様に、ホビーとしてのペット飼育ということについてどう考えるかに尽きるでしょう。

もちろん環境が違いすぎて魚が生きていけないような環境では飼育しないということは絶対条件だと思います。


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