よしを’S質問箱
分類 @@#熱帯魚飼育#@@
Q438.白点病の完治後の水槽について
【健太のパパさんからの質問】
はじめまして。水槽立ち上げ時から大変役に立って助かります。
助けて下さい(>_<)

7月暑いというのにアクアリウムに挑戦しました。1ヶ月しかたっていないのですが、全部(ネポンテトラ3匹、ブラックテトラ3匹)が白点病にかかってしましました。慌てて、グリーンFリキッド(チレンブルー、アクリノール、塩化ナトリウム黄色4号)を投入し、5日で治ったようですが、薬槽が用意できなかったために白いアクアプラントも水色に変色したままです。
病気になる前の有害な亜硝酸(3.3mg/l以上)が、0.3mg/l以下に落ち着きましたが、ろ過機能を機能させていくにはどうすれば...
水換えも週2で行っています。
このままではこの夏をのりきれそうにもないので!

現在の飼育条件は
・アクラリウム歴:1ヶ月
・水槽:36cm(Debut)
・濾過:底面フィルター+上部式フィルター
・濾過器洗浄:まだ、一度も洗浄していません
・水温:28℃〜30℃(オートヒータは現在使用してません)
・水換え:週二回(1/3)
・照明:10W×1本、時々点灯(タイマー無し)
・CO2:なし
・エアレーション:時々(ラングGX100で小型水槽用の水中フィルター)
・水草:アマゾンソード×1、ウォーターバコパ×1、ウォーターウィステリア×1
・魚:ネオンテトラ×3、ブラックテトラ×3
A438.魚病薬投入後の水槽
魚が病気になった場合魚病薬を使う事が有りますが、私は出来る限り魚病薬を入れるのは通常の飼育用に用意している水槽ではなく、別な薬浴水槽を用意して行うべきだと考えています。(除く海水魚・中大型魚の場合)
薬浴のさせ方などは技術集の「魚が病気になったら」を参考にして下さい。

しかしながら色々な事情で仕方なく薬浴水槽を用意せずに本水槽に魚病薬を投入してしまう場合も少なくないようですから、その辺の補足として今回は飼育水槽で魚病薬を使用した場合に付いて纏めてみます。

まず第一に考えるべき事は濾過バクテリアに付いてでしょう。
魚病薬はほとんどの場合濾過バクテリアに影響を与えますので、魚病薬投入後しばらくは水質に注意する必要が有ります。
最悪の場合濾過バクテリアが壊滅的な状態になり、ほぼ水槽立ち上げ時の状態になることも考えられます。
アンモニアや亜硝酸濃度をチェックして危険な濃度になっていれば換水を行いましょう。
(対処方法としては亜硝酸濃度をチェックして値が高くなったら換水するという事の繰り返し以外に方法は有りません)

通常魚病薬を本水槽に投入した場合は薬浴期間が終了すれば換水を行って薬品を水槽から取り除きます。
過度の換水はバクテリアや病み上がりの魚にとって悪影響が有りますので、薬浴が終了したからといって全換水を2度3度と実施するのは良くないと思います。
まず1/2を換水し、1日以上の時間をおいてまた1/2換水するという方法が良いでしょう。
初めのうちは薬品の色が残ったままですが、徐々に薄れて行き数週間〜1ヶ月程度でもとの透明度に戻るでしょう。

亜硝酸濃度を測定し、問題ないレベルになっていれば濾過バクテリアも濾過が機能しなくなるほどのダメージを受けていないか、または回復したという事になりますので、通常の管理状態に戻しても良いと思います。

薬品の種類によっては底床等に色が着いてしまう事も考えられます。
換水や底床掃除を行っても色が抜けない場合にはあきらめるしかないでしょう。

夏場は水温上昇で魚や水草の体力が低下する上に濾過バクテリアの活動が弱まったりして水質も悪くなりがちです、その上水不足になると上水道自体の水質も悪くなりますので、暑い夏はアクアリストにとってはとても過酷な季節です。
そういった中では病気も発生しやすくなりますので、日頃から水槽の管理には一層注意を払う必要が有ります。
水温も上昇しすぎないように注意して下さい。
技術集の「水槽冷却」も参考になると思います。

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